空気は写らなかったけど、超お気に入りのオールド・ツァイス 其の一

2019年6月18日

この前、やっと到着した新しいレンズであるCarl Zeiss Jena Pancolarの試し撮りを行いに行きました。

今回のレンズは今までのZeissのコピーであるロシア製レンズではなく、オリジナルのZeissですから、かなり期待はしていたんです。

Pancolor F1.8/50mmの特徴

今回購入したのはCarl Zeiss Jena Pancolor F1.8/50mmで1980年台製だと思います。

このレンズ、レンズの材質の関係上で黄色くなることから放射能レンズって言われているんですね。

レンズに関する詳細は、ここのブログで詳しく紹介されており、非常に参考になりました。


今回のレンズは、折角なのでEOS M3ではなくEOS 5D Mk2に搭載し、フルサイズでの実力を見ようと思いました。

EOS 5D Mk2 + Pancolar

意外とシックリきて、なんだか純正と言っても解らないです。50mmにしてはバランスは良いかなと個人的には思いました。

実際の実力は?

さて、実際に写した感じはどうか・・・

これがまた、オールドレンズらしい画質なんですよ。また、色彩も現代レンズのようにビシっとしたかんじではなく、フィルムレンズ時代を彷彿されるレンズでした。

で、問題視していた空気が写る感じがするのか!

ちょっとこの1枚を見て下さい。

庭園

EOS 5D Mk2 + Carl Zeiss Pancolor F1.8/50mm

通路の真ん中位にピントを合わせているんで、奥のほうがボケているんですが、ピントが合っている部分から奥のボケに向かっていく間、陽炎のような感じで空気が写っている感じはしなくもない

今までこんな感じで写したことはなかったので、何かすごく斬新に感じたんです。色も落ち着いた感じで、今風レンズのようにケバケバシクない。すごく自然。

紫陽花

EOS 5D Mk2 + Carl Zeiss Pancolor F1.8/50mm

マクロレンズではないですが、最大に寄った時40cmくらいまで寄れる。ギリギリまで寄って撮った紫陽花がこれ。

当日は天気が良かったので、露出を1段落としていたので、少し日陰にはいるとこんな感じで落ち着いて写るんです。回りの紫の花にピントを合わせたので、真ん中のつぶつぶはピントが合っていない。

アバタもエクボ、小さな欠点

このレンズ、思った以上にピントが合った部分と合ってない部分の差が大きいですね。

そしてもう一つ気になったのが白い部分。白飛びを起こしているように見えるんですが、スペクトラム上はそんなんでもない。

白い紫陽花

EOS 5D Mk2 + Carl Zeiss Pancolor F1.8/50mm

スペクトラム

これが上の写真のスペクトラムです。f/1.4となっていますが、マニュアルなのでカメラのポジションが表示されているだけで、実際にはf/1.8です。

紫陽花の白が飛び加減かと思いそうですが、実際にはそんなでもない。

紫陽花

EOS 5D Mk2 + Carl Zeiss Pancolor F1.8/50mm

スペクトラム

こちらがf/22まで絞った時の感じ。こちらの方がいい感じですね。

白飛びしているように見えるのですが、拡大してみると、意外と見た目より飛んではいないようです。花弁の表面が見えますので。

ということは、思った以上に明るいレンズだってことですね。明るすぎるかなって思っても、白飛びしていないということは、このレンズ思った以上にダイナミックレンジが有るのかなって思う。

まとめ

まず最初の挑戦は、天気の良い日に緑あふれる自然を撮りました。太陽光の下で、色鮮やかな花を写した時の発色特性の確認。

そして、ずっと気になっていた空気が本当に写るのか?を試した撮影報告です。

しっかり落ち着いた感じが思った以上によいのではないでしょうか。お値段以上の買い物だったかなって、ちょっとだけ心の中で想いました。

次は海の写真も撮ってみたいと思います。緑の多い山とは違い、広く開けて太陽と青い海と空。その辺の切り分けと言うか、微妙な色彩な違いがどう表現されたのかについてレポートしてみたいと思います。