もう一つのZEISSのコピー品、その名はHelios44

2019年6月18日

さて、ぼちぼちとオールドレンズの記事をリライトしながら書き出しています。

前回に、最初に手に入れて使ってみたJupiter8の記事を書きました。

これもロシアレンズで、カールツァイスのゾナーをコピーしたモデルでしたね。価格の割に侮れがたい画質を出す良いレンズだと思います。

 

もう一つのZeiss

Jupiter8はカール・ツァイスのゾナーをコピーしたものでした。今回紹介するのは、そのゾナーのコピーとは異なり、もう一つカール・ツァイスのビオターコピーとしてHeliosシリーズです。

このHeliosも製造された時代により製造工場が異なると同時に微妙に形状も違っているんです。安くて沢山出回っているのがHelios 44-2というモデルですね。

HELIOS-44-2 M42 2/58 ロシアレンズ

HELIOS-44-2 M42 2/58 ロシアレンズ

で、今回はこのHelios 44を使用した写真の紹介です。

なぜロシアレンズはカール・ツァイスのコピーか?

何故ロシアレンズはカール・ツァイスのコピーが多いかと言うと、第二次世界大戦後東ドイツに有ったカールツァイスの工場を没収しました。

その工場は、東ドイツの地名の名がついており、Carl Zeiss Jenaと言われました。このJenaがつくことで、西ドイツ、東ドイツのカール・ツァイスを分けていたんですね。

東ドイツの工場を没収したロシアは、その技術を元に自製化しロシア製カメラの標準レンズにしたからです。

ZENIT社製のカメラの標準レンズとして生まれたのが、BIOTARをコピーしたHelios44と言うレンズなんです。

スペック的には58mm F2の物で、M42マウント品ですね。

どんな感じの写真になるの

もともと私の趣味でモノクロで撮っているので、モノクロ写真になってしまいますが割りとレンズの性格は出ているんじゃないかな。

まずは1枚、私の使用しているのはHelios 44-3です。

B&W
当然、絞りもピントもマニュアルです。この写真でピントを合わせているのは、真ん中にある日溜りです。

ピントが合っている場所は意外とビシっとした画質になっていますね。それから離れるに連れてボケが強くなっていっています。F2.8で撮った写真なので、外側に行くほどグルグルと回ったようなボケになっています

これがこのHelios44と言うか、オリジナルのビオターから引き継がれている特徴のグルグルボケと言われる特徴ですね。

この特徴に魅せられてこのレンズを使用する人が多く居ます。

また、開放でこんな感じの写真になりますが、絞っていけば全体的にカチッとした写真になるのも特徴の一つでしょうね。

先のJupiter8と比べると、柔らかさという点では、こちらのほうがカチッとした写真になるように思えます。

まあレンズによって特徴が有ることが良いことで、自分の好みの写真が撮れるレンズはどれだって探すのも楽しいですよね。

まとめ

HeliosシリーズはHelios44から始まりHelios 44-7までのバリエーションが有ります。また、44の後にMとつくものもあり、このMは自動絞りを表しております。

またMCという物もあり、これはマルチコートの略です。初期型は殆どシングルコートでしたが、1980年代に入り私が使用しているHelios 44-3が作られたミンクス機械工場製以降でMC化が急激に進みました。

Mがつくものは、つかないものに比較してHeliosの特徴であるグルグルボケが弱いという事もよく聞きますね。

自分でははっきり言って、よくわかりませんでしたが。

このレンズも送料込みで1万円以下で購入出来るものが多く存在します。しかもストック品も多く存在しますので、購入を検討している方はeBayでの購入をオススメします。

JupiterとHeliosの2つのZEISSコピー品を持っていれば、低価格で自分好みの写真が撮れることは間違いないと思いますよ。

でも、コピー品ばかりでなく、一度オリジナルのZEISSのレンズを使ってみたいな。

Helios

Posted by jay-kawasaki